GW期間中に開催されたアメリカ矯正歯科学会に参加してきました。

今回はニューオリンズでの開催でした。

会場では沢山の講演や商社展示が行われていました。

特に商社展示は日本矯正歯科学会のものよりも規模が大きく感じましたし、インビザラインをはじめとするマウスピース矯正を取り扱うブースの数が圧倒的に日本よりも多かったです。

もちろん以前からあるワイヤー矯正のためのブラケットを取り扱うブースもありましたが、完全に勢いはマウスピース矯正、という状況でした。

当院でも最近導入いたしました3Dプリンター関連のブースも何箇所かありました。

顔面のスキャナや自分の医院でマウスピースタイプの矯正装置を作成する機械など、どんどんデジタル分野は進化していました。

確かにマウスピースによる矯正治療は叢生（歯並びのガタガタ）が少ない欧米人には向いていると思います。アジア人の場合、人種的に叢生が多く欧米の先生からご覧になるととても難しい症例が多いです。

そのような中で、ワイヤー矯正・マウスピース矯正それぞれの装置の特性を理解し時には組み合わせて治療していくことも必要だと思います。