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歯並びの種類/叢生(そうせい)

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叢生(そうせい)とは?

歯の大きさと、歯が並ぶ顎の大きさとの不調和(アンバランス)により、歯が部分的に重なって歯列内で不揃いになって、ねじれたり、デコボコしたりしている状態。 一般的には、噛み合わせが悪くなり「乱ぐい歯」とも呼ばれ、八重歯も叢生の一種です。

当院の叢生の治療例

治療前の写真 治療前の写真 治療前の写真
治療後の写真 治療後の写真 治療後の写真
           
症例分類 叢生(八重歯)
主訴 八重歯になっていて前歯がデコボコしているのを治したい
年齢 13歳7ヶ月
性別 女性
抜歯部位 上下左右第一小臼歯
使用装置 歯の表側からのマルチブララケットによる矯正装置
治療期間 3年3ヶ月
保定装置 固定式保定装置(舌側)、取り外し式保定装置
費用 相談料3,240円、検査料37,800円、動的矯正治療費648,000円、調整料5400円×25回分、保定装置料77,000円
リスク・注意点上下の個々の歯の大きさに対して、上下の顎が共に小さく、歯が並ぶ余地が不足したために、歯列に叢生(不揃い)が生じている。改善には、幅の狭搾している歯列を側方に拡大して口腔内容積を大きくしたのち、上下左右の第一小臼歯を抜歯して、空隙を作りこの萌出余地を使って整列した。
矯正での歯の移動のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮、歯髄怪死が考えられます。
保定装置の装置を怠ると叢生(不揃い)が生じてくる可能性があります。

叢生の原因

先天的=遺伝的要因

遺伝的に顎の大きさと歯のサイズの不均衡。顎が小さい。あるいは、顎の大きさに対して歯が大きすぎる。親から受け継いだ顎が小さく、歯が大きい場合、歯が収まりきらずに重なり合うことがあります。

顎の形状や骨格の影響

下顎や上顎の発達が遺伝的に制限されていると、スペースが不足する場合があります。

過剰歯

通常の歯の数より多い「過剰歯」が生えると歯列に混乱をきたします。

後天的=環境的要因

遺伝以外の生活習慣や環境が原因で叢生が起こることもあります。

乳歯や永久歯の問題

虫歯や外傷で乳歯早く抜けると、そのスペースに隣の歯が移動してきたり、永久歯の生える順番が乱れるなどして、叢生を引き起こすことがあります。乳歯の虫歯もきちんと治療をすることが必要です。

乳歯の晩期残存

本来抜けるべき時期に乳歯が抜けないで残ると、永久歯の正常な萌出(生えること)が妨げられます。

不適切な口腔習慣

 

●指しゃぶりや舌の押し出し癖
長期間の指しゃぶりや、舌で歯を押す癖があると、歯並びや顎の成長に悪影響を与えます。

 

●口呼吸
鼻炎やアレルギーなどで口呼吸が続くと、顎の成長や歯列の形に異常をきたすことがあります。

 

●頬杖や寝るときの姿勢
頬杖をつく習慣や、片側に偏った寝姿勢が続くと、顎の成長に偏りが生じ、叢生の原因となります。

 

●食生活の変化
軟らかい食事の普及:現代の食事は柔らかいものが多く、顎の発達が不十分になることが、あります。これにより、歯が収まりにくくなります。

 

●咀嚼不足
咀嚼回数が少ないと、顎が十分に発達せず、スペース不足が起こることがあります。

 

その他の要因

●顎の外傷や病気
子どもの成長期に顎の骨に怪我や病気があると、歯列や顎の成長に影響を与えることがあります。

歯並びの悪化を予防するためにできること

早期の歯科検診

定期的に歯科検診を受けることで、叢生のリスクを早期に発見し、対策を講じることができます。

正しい口腔習慣の指導

指しゃぶりや舌の癖や睡眠態癖がある場合、早めに改善を図ることが重要です。

硬い食べ物を噛む習慣

子どもにしっかり咀嚼する習慣を身につけさせ、顎の発達を促すことが推奨されます。

叢生の治療方法

 

叢生の治療方法は、患者の年齢、歯列の状態、叢生の程度などに応じて選択されます。

早期

   

早期であれば食生活を見直してよく噛まないと飲み込めないような食材の大きさにして、噛む回数を増やして顎の成長を促す。

ワイヤー矯正

歯にブラケット(小さな装置)を取り付け、ワイヤーを通して歯を動かします。金属製や透明な素材のブラケットがあります。

 

特徴

効果が高く、さまざまなタイプの叢生に対応可能。軽度から重度の症例まで治療できます。

期間

1.5~3年が一般的。

マウスピース矯正(インビザラインなど)

透明な取り外し可能なマウスピースを使って歯を少しずつ動かします。

特徴

見た目が目立たず、食事や歯磨きの際に取り外せるため衛生的です。ただし、適応できる症例に限りがあります。

期間

1~3年が目安。

部分矯正

叢生が一部の歯に限られる場合、その部分だけ矯正する方法です。

特徴

比較的短期間で治療が完了し、費用も抑えられます。

叢生の対応方法

抜歯(便宜抜去)

   

顎が小さいために必要に応じ歯の本数を少なくして(便宜抜去)残った歯で小さい顎に調和させて整列する。

顎や歯列の拡大

拡大装置によって歯が並ぶ歯列の大きさを大きくして歯が並ぶスペースを確保して歯を抜かないで整列する。

叢生は放置すると虫歯や歯周病になりやすく問題が悪化することが多いため、歯科医師や矯正専門医に相談し、早期に適切な治療を開始することが重要です。

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