Q&A
よくあるご質問/Q&A
- HOME
- よくあるご質問
お口の中の状態は一人ひとり違うので一概にはいえませんが、やはり「顎が成長段階にある幼児期」から矯正歯科医が定期的に観察していくのが理想的です。歯並びや噛み合わせは歯の土台となる顎の大きさや形と切り離せないために、一般的には7歳から8歳ころに一度相談に行かれ適切な時期を判断してもらうのがいいでしょう。
しかし奥歯が片側にずれていて交叉した状態の歯並びの場合は少しでも早い段階で治療をすることをお勧めいたします。放置すると顎のねじれにつながり顔が曲がってくる原因となります。
成長を利用した治療ができるために、顎の成長を抑制したり促したりして治すことができ、歯を抜かずに治療できる可能性が高くなります。骨格と歯並びの両方から治療していけるために、最初のうちは装置も比較的シンプルなものや、取り外しのできる装置で治療を進めていくとこができることがメリットといえます。
●6歳臼歯(第一大臼歯:前から6番目の歯)は正常に生えてきたか
●上顎の2本の前歯の隣には隙間があって乳歯の前歯が並んでいるか
隣の乳歯の前歯が抜けている場合はその隙間が7mmくらいあるかどうか
●乳歯の前歯は自然に永久歯に生え替わったか
●側切歯(前から2番目の永久歯)は歯列からねじれずに並んでいるかどうか
●上下の前歯で上の前歯が下の前歯の前で噛み合っているかどうか
●指しゃぶりや舌を出すくせがないかどうか
●奥歯を噛み合わせて前歯が噛み合っているかどうか。離れていないかどうか
歯をよくみがけない部分ができて、虫歯や歯肉炎、歯槽膿漏の原因にもなり、歯の寿命を短くします。
歯は食べ物を噛みくだき、すりつぶして消化しやすくするので、歯が悪いと消化器官だけでなく、発育にも大きな影響を与えます。そのため、きれいな歯並びにする必要があるのです。
昔から「健全な精神は健康な体に宿る」といわれますが、歯並びが悪いとそのの性格や考え方にも影響があるものです。治療によって、内気で無口だった人が、快活に変身することが多いのです。
矯正治療は、歯並びや噛み合わせを良くして、できるだけ自分の歯を長持ちさせ、その人を機能的にも心理的にも健康にすることが最大の目的です。きれいな歯ならびは、虫歯や歯槽膿漏の予防の第一歩。
また、子供の悪い歯ならび'は、顎や顔かたちに関係するばかりでなく、体全体の成長や発育にも影響します。矯正治療は、口の中の健康だけでなく、体の健康増進にも大きく関わりのあるものなのです。
診療所・クリニック名に「矯正歯科」と書かれている矯正治療専門の歯科医院や大学病院で治療を受けられます。
昭和53年10月に医療法の一部が改正され、今までの歯科とは別に、小児歯科と矯正歯科が診療料名として独立しました。一般歯科治療は、長くても数ヵ月で終わりますが、矯正治療は長い期間かかり、専門的知識と技術が必要です。
ですから、矯正歯科治療を専門に行う歯科医師、日本矯正歯科学会が認定した資格を持っている歯科医にみてもらうことが大切です。
出っ歯、受け口、八重歯、乱杭歯やスキ間のある歯ならびなど、噛み合わせの悪いものは、すべて矯正治療の対象になります。また入れ歯やブリッジを入れる時、歯が曲がってはえていたり傾いていると、安定した状態で装着できないので、これらの歯を正常な位置に治すこともあります。
悪い歯並びにはいろいろな種類があり、その状態によっては乳歯の頃から治した方がいい場合や、永久歯になってから治した方がいい場合があります。ですから治療の時期を失わないように、気がついたらなるべく早く矯正歯科医に相談されることをおすすめします。
顔かたちが親に似るように、歯や顎も遺伝によってそれぞれ両親の形質を受けつぎ、大なり小なり歯並びに影響を及ぼします。また、発育段階での悪いクセ(たとえば指しゃぶりや上下の前歯の間に舌を出すなど)や鼻づまりで口を開けて呼吸する場合には、開咬や出っ歯になる例が多くみられます。
乳歯が虫歯などで早い時期に抜けた場合、奥の大臼歯が前の方に移動して歯のはえる場所が足りなくなり、八重歯や乱抗歯になったりします。このほか生まれたとき、口蓋裂のため手術したことで顎が狭くなり、歯並びが悪くなるという例もあります。
矯正治療には、取り外しのできる装置や口の中に入ったままの固定式装置などいろいろ使用します。取り外しのできる装置には、歯を移動させるために、口の中で使用するものと口の外で使うものとがあります。
取り外しのできない装置は、歯に固定するので、より効果が得られ、広い範囲の治療に適応できるので多く用いられています。歯並びの状態により矯正歯科医が現状を診断し、装置を決定しますので、説明をよく聞いてください。
矯正治療は、永久歯が生え揃ってからはじめるとは限りません。悪い噛み合わせは、乳歯の時期でも、乳歯から永久歯に変わる時期にも起こります。たとえば、上と下の顎が大きくズレて下顎が前に出ている受け口では、下顎の発育を抑えるために、乳歯の時期に早く治療をはじめる必要があります。
前歯が永久歯に変わったばかりの時期でも、受け口や出っ歯は早い時期に治療をスタートすることが多いのです。
これまで矯正治療は、子供だけのものと思われがちでしたが、大人になってからでも治療ができます。ですから、矯正治療にはほとんど年齢制限はないといえるでしょう。治療の時期についてですが、悪い歯並びにはいろいろな形のものがあり、その原因や状態、程度は個人によってまったく違っています。
ですから、治療の時期も一定ではありません。たとえば、上下の顎の骨に大きなズレがあるような受け口や出っ歯は、顎の骨が成長をしている時になるべく早く、乳歯の時期から治療を必要とすることもあります。
一方、永久歯が生え揃ってから治療した方が、短期間に効率よく治療できる場合があります。このように、症例により治療の時期が違うので、一概に時期的には何歳頃が最適かということはできません。この意味からも、なるべく早く矯正歯科医に相談することが望ましいのです。
歯並びの状態や年齢、難易度などの条件が違いますから一概にはいえませんが、治療をはじめるまえに歯の型を採り、また顔の骨格や歯のはえ方など外から見えない部分を調べるために、X線写真を撮って検査します。この検査結果をもとにして、治療の方法や期間、料金が算定されます。健康保険は、制限があり口唇口蓋裂などの先天異常による悪い歯並びの治療や顎の変形の著しい外科手術を併用する顎変形症の方には適用されます。
治療期間は、簡単な技術で治せるものであれば約1年ぐらい。乱杭歯など歯並び全体を治すものは、1年半から3年、成人ではもう少し長くかかります。しかし、成長発育に関連する治療(受け口など)は時として7~8年もかかることがあり、気長な治療が要求されます。
歯並びの状態、治療のやり方、費用とその支払い方法などについては、矯正歯科医の側から治療をはじめる前に詳しい説明があります。納得がいくまでおたずねください。
固い顎の骨にはえている歯を動かすのだから、さぞかし痛いだろうと思いがちですが、実際は弱い力で少しずつ動かしていくので、痛みや不快感は想像するほどではありません。
はじめて矯正の装置をつけた時は、3~4日程度は「歯が浮いた」「固い物が食べられなかった」という人がいますが、何もつけていない自分の歯にくらべて少し感じが違うのは、しかたのないこと。1週間くらいで馴れるものです。その後は、日常生活にほとんど影響がありません。
矯正治療では、なるべく大事な歯を抜かずに、美しい健康な歯並びにすることを考えますが、将来の歯並びや噛み合わせのために必要と思われる場合は抜くことがあります。
たとえば、出っ歯、ねじれた歯や乱杭歯は、顎の大きさと歯の大きさの不調和からおきているので、噛み合わせを良くするためには、歯を抜いて治療することが多くなります。
歯の移動の関係から、犬歯の後の第一小臼歯という歯を抜くことが多いのですが、抜いた歯のスキ間は歯を動かすことによって閉じてしまうので、特殊なケース以外治療後にスキ間が残るという心配はありません。
通院回数は治療をはじめて2~3回は、1~2週間に1度の割合ですが、装置が装着されれば月1回ぐらいが普通です。治療時間は予約制になっています。また装置が壊れたりした場合は、連絡をいただければ対応して治療いたします。
矯正の装置が入った時には歯が浮いたような状態になり、歯を噛み合わせと痛みを感じることがあります。
3~4日たって痛みがなくなると、今までどおりに食事はできますし、1週間もすれば不思議なほど口の中は慣れてしまうものです。矯正中は、矯正装置をこわす恐れのある固い食べ物、粘着性のあるガムや甘いキャンディーなどは避けてください。
矯正治療中は装置のため歯がみがきにくくなり、歯の表面やスキ間に食べカスがつきやすくなります。とくに、歯の清掃や歯肉のマッサージは大切です。
虫歯にならないように、毎食後の歯みがきを忘れないようにしましょう。治療中の歯のみがき方は、矯正診療所でていねいに指導します。ご家庭でも、当院の指導にしたがって、お子さんへの歯みがき指導をしていただきたいものです。
子供が指をしゃぶるのは、歯並びによくないそうですが、どのような影響があるのでしょうか?
幼児の指しゃぶりは、ある面では本能的ともいえます。しかし、5~6歳になっても指をしゃぶっていいますと、上顎の歯を前に押し出して、出っ歯になったり、あるいは上下の前歯の間にスキ間ができて物がかみ切れなくなることがあります。子供の歯並びに悪い影響をおよぼすと思われる悪いクセがある時には、早めにご相談ください。
歯ぎしりは、噛み合わせの悪い場合や、比較的眠りの浅い時に、昼間の緊張や興奮が残っているとおこります。しかし、特に歯並びや噛み合わせを悪くする原因とは考えられません。歯ぎしりがあまりひどい時は、噛み合わせを調整したり、口の中に器具を入れることもあります。
治療途中に転居される場合、転居先付近の矯正歯科医(会員)あるいは大学病院矯正科をご紹介します。
また、転医先の先生へわたす歯の模型、X線写真、治療の記録などの資料や紹介状を用意しますので、早めにお申し出ください。
海外へ赴任される場合でも、世界中の矯正歯科医の名簿を準備し、いつでもご紹介できる体制が整っています。
お急ぎの場合は、
お電話にてお問い合せください。